What’s it all about, Alfie? 誰かを本気で愛したことありますか?
「What’s it all about, Alfie?」は、曲のタイトルです。
「アルフィー」という映画、2004年、ジュード・ロウ主演の映画。
その映画の主題歌として使われています。
バートバカラックというアメリカの音楽家の曲。
作詞は、ハル・デヴィッドというアメリカ人。
この曲は、名曲として知られ、
その後、シラ・ブラックというイギリス人歌手も歌っています。
ディオンヌ・ワーウィック、スティーヴィー・ワンダー
といったアーティストもカバーしています。
私は、1966年の、マイケル・ケイン主演の作品の Cherが歌っている
「What’s it all about, Alfie?」をよく聴きます。
なぜよく聴くのか。それには理由があるのです。
実は、私は、「What’s it all about, Alfie?」を聞くと、
昔本気で人を愛した時の自分の体験を思い出すのです。
その、当時本気で愛した彼とは、成就しませんでした。
でも、その時に本気で人を愛した体験と瞬間の場面は、
私の中で大切に心にしまっているものです。
そして、「What’s it all about, Alfie?」を聴くとき、
私の中で大切に心にしまっているものが、ゆるやかに、
そしてあたたかく心から溢れ出てくれるのです。
「What’s it all about, Alfie?」
映画の「アルフィー」というのはプレイボーイなんです。
この時の舞台はニューヨークで、ジュード・ロウ演じる
主人公のアルフィーはジュリーという恋人がいるにもかかわらず、
次から次へと女性と一夜限りの関係を続けていきます。
あなたは、恋人・夫などのパートナーが、
このアルフィーのように浮気を繰り返していく
プレイボーイだったらどうですか?
当然許せないでしょうし、
苦しみと葛藤がうまれてくるのではないでしょうか?
あなたがこのアルフィーの恋人であるジュリーだったら・・
夜更けに、自分以外の女性を抱いて帰ってくるアルフィーを待ち続けて、
自問自答するでしょう。
自分だけを愛してくれないのはなぜなのか?
自分はそんなに価値がない女なのか。
そして、もし、あなたが、パートナーをそれでも手放せなかったら、
葛藤がうまれてきます。
なぜ彼はそんな行動をするのか、理解したい。
そして、他の女性を抱き続けるパートナーに聞くでしょう。
「なぜ浮気するの?」とか、「なぜ私じゃだめなの?」とか。
そして、多くの場合は、ここから関係が音を立てて壊れていく。
というような事が、映画の中のアルフィーにもおこります。
ただ、アルフィーは、ただのプレイボーイの手柄話ではないんです。
私が感銘するのは、アルフィーは、女性に恨まれないんです。
こんなに浮気男なのに、恨まれない。
そして、私も、当時成就しなかった彼の事は恨んでいません。
むしろ、今も、「What’s it all about, Alfie?」を聴いて、
当時の私と彼と共にいます。
もちろん、「What’s it all about, Alfie?」を聴いて、
心の泉から溢れ出てくる感情の中には、
当時傷ついた痛みも出てきます。
でも、それでも、私は、「What’s it all about, Alfie?」
を聴いて、共にいる。
それは、私の誇らしい瞬間でもあるから。
映画の中のアルフィーは、なぜ女性に恨まれなかったのか。
私はこう考えるのです。
アルフィーにとって、女性をわたりあるくというのは彼の人生だった。
女性を通して、よりよい人生をつかみとりたかった。
だから、彼の中では、女性をわたりあるくというのは、
浮気という辞書が意味する行動ではなかった。
(彼の中での解釈です。)
アルフィーを赦した女性たちは、
プレイボーイをただ赦すということを超えた次元にいます。
私には、そう思えます。
もし、あなたが、恋人や夫、パートナーの事で苦しんでいたとしたら、
映画のアルフィーを観てみてください。
そして、「What’s it all about, Alfie?」を聴いてみてください。
パートナーを理解しようとしてください。
そうすれば、あなたの今の苦しみは変わるはずです。
私はそう思います。
なぜなら、私がそうしてきたから。
「What’s it all about, Alfie?」と 映画「アルフィー」には、
あなたの苦しみを変えて、次の行動に移るヒントがあります。
だから、この記事で紹介しました。
次回の記事では、プレイボーイのアルフィーが、
プレイガールを愛して傷つく場面を、
彼がどう立ち直ったかについて
書きたいと思います。
性愛・結婚コンサルタント
小西明美